SoftLayer Bluemix Summit 2015 に行ってきた
【基調講演】
基調講演、といいつつ2~30分の細切れのタイムテーブル。
【OpenStackベースのホスティッド・プライベート・クラウド「Blue Box」とは】
で、
「OpenStack IS NOT Linux」 って文字がGNU's Not UNIX を彷彿とさせる。
【trackE:OpenStackベースのプライベートクラウドサービス「Blue Box」とは
@blueboxjesse
・パブリッククラウドの知見をプライベートクラウドに戻したい。
・OpenStackのユーザはハード、ネットワークを決める必要があった。
・Junoベースで構築、今年中にKiloに置き換えていく。
・Ursula/Giftwrapというツールを公開しています。
・92コア、384GB、3TB、/27のパブリックIPで$6500/月
同時通訳いらないぐらい、すげぇ聞きやすい英語。
【trackB:セキュリティから見る経営陣が納得するクラウドプロバイダーの選び方】
http://bit.ly/1Kqmg03
・IDに対応するログが必要。サービス/サーバ単位ではない。
【trackC:Beaconを活用した行動解析の実態 ~必要なコストや、その効果・対策について~】
・Beacon検知で、会議室に入ったら資料をダウンロードとか面白そう。
・Beacontrol アプリをAppStoreで公開中。
・設置したビーコンをフロアマップ上にプロットする機能がある。
・ログから行動をマッピングすることも可能。
【trackC:Bluemixを実案件(エンタープライズ)で使ってみてわかったこと】
残念ながらエンドユーザ名は明かせず。(日本の企業)
個人向け医療サービス情報webアプリのリプレース
現行:オンプレ/Oracle/Tomcat/JavaWebアプリ
たとえばまずはIaaSで…と提案しようと思ったら、 エンドユーザから Bluemixでと指定された。
●アプリケーション層
ランタイム:Python
Webフレームワーク:Django
コードリポジトリからPush
- ログの課題
- インスタンス内のログは再起動で消滅
- ログをCloudantDBに格納
- インスタンス内のログは再起動で消滅
- データストアはRDBだけではない
- KVSやストレージサービスを活用
- Bluemixならサービスで検証が容易
- 開発/検証レベルでの活用性は高い
●データストア層
- ディスク容量
- サードパーティDBサービスは対象外
- SQL Databaseサービス
- Premiumプランで500GB。足りない。
- 複数のインスタンスを起動して、ソフトウェア的にパーティショニング。
- これを使うためにDB2を学んだ。
- 今ならDB2 on Cloudもある。(開発当時はなかった)
- Premiumプランで500GB。足りない。
●ネットワーク層
- 管理者用APインターフェース
*認証だけでなく、接続網で制限したい。- SecureGateway。ローカル側にDockerコンテナ
- 機密データはローカルでストアしたい。
- CloudIntegration。バックエンドをREST API化。フロントはクラウドを活用。
「データストア層をコンテナで、という議論はしない」
●開発プロセス
- DevOps Services
- コードリポジトリ→Push→デプロイ
- デプロイ後の再起動で上がってこない
- ログが少ない
- 詳細を調べる方法がわかりづらい
- 代替リポジトリ
- Bitbucketを使用した。
- SourceTreeを使用。(Git/Mercurial用GUI)
- 全てのサービスは止まる/遅くなる前提
- 代替サービスや代替策を用意する
- それでも使う理由
- デプロイの幅への期待
- Agilityを高める環境が整っている
●Bluemixを使ってみてわかったこと
- プロトタイプ開発向き
- リージョンが米英のみ…
- キャパシティ
- スケーリング、ディスクサイズ拡張の選択肢がない。
- セキュリティ
- ソリューションは豊富。あとは信頼性。
- 課金
- サブスクリプションはエンタープライズ向き
- 予算が取りやすい。
- サブスクリプションはエンタープライズ向き
●これから求めること
- 商用サポート体制の明確化
- 技術的問い合わせ
- パートナーとして商用観点
- 柔軟なキャパシティプランニング
- 柔軟な拡張性を。リミット管理も含め。
- DevOps Servicesの機能充実
- UI、タスク管理…
- そうはいっても、Bluemixの真の価値はここにあると思います。
【trackC:ビッグデータ/クラウドにデータ連携自由自在】
AttunityReplicate のお話。
トランザクションログを監視して、レプリケート先にSQLを適用しているので…
- 異種DB間の移行*統合
- N:Nの複雑な構成でも容易に統合
- フル同期から差分同期まで
- DB側にエージェントレス
が可能
実際にデモを行いました。
バックアップ用のレプリケーションではなく、データ移送が目的のツールです。
起動しておけば、クラウドtoクラウドでも10数秒遅れぐらいでのシンクが可能みたい。
ターゲット側にテーブルがない場合には作成してくれるなど、いろいろ便利そう。
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