仮想化・クラウド担当者が知っておくべきコンテナ(Docker)解説 に行ってきた
【Dockerビジネス最新情報】
●「Bezosの法則」- クラウドサービス価格は3年の間に半分に下がる
- →ハードウェアコストの減少分を値下げに充てている。
- 35%:ファシリティ、電力コストなど
- 30%:人件費
- 35%:IT機器コスト
- クラウド:普及に5年
- Docker:普及に1年
- アプリ層に近い技術ゆえ、直接的な効果が大きい
- 1300人のContributor
- イメージダウンロード:累計5億
- Fortune100で今後採用するIT技術として、Dockerがダントツの1位
「早く、イノベーティブ、ロックインからの回避」 がDockerの真髄。
●Docker1.8発表- DockerRegistry
- S3,OpenStack(swift)でのイメージ管理に対応。
●米国連邦政府一般調達局(GSA)での導入
AWSがGSAが使用するIT基盤を共通化。
アプリはIT基盤をAPI経由で操作。
その後、アプリをすべてDockerに置き換えた。
- Open Container Initiative
- Dockerの寄贈したDockerEngine(runC)の標準化を進める独立団体。
- Linux Foundation傘下
- CLOUD NATIVE COMPUTING FOUNDATION
- GoogleがKubernetesのソースコードを寄贈。
これによって DockerEngineでのマネタイズは事実上不可能 になった。
●今後の動きへの予測- Dockerのエンタープライズでの実装事例は急増
- VMとDockerの関係:両極端の議論が続く。
- エコシステムの急激な成長と、Docker純正機能開発の協業/競争
- オーケストレーション:DockerSwarm VS Kubernetes
- ネットワーク/ストレージ管理:DockerNetwork:Google,VMWare,AWSなど
- Dockerを軸としたビジネスモデルの登場
- 単体では販売できる技術ではないことは市場が理解し始めている。
- 開発者にとってのDockerは100%Free! → プロダクションサイトのDockerにビジネスが生まれる
【Docker最新情報アップデート】
@zembutsu さまのセッション ●DockerMachine- Docker動作環境の自動作成
- コマンドラインで使うツール
- Linux/Windows/MacOSXに対応
- VirtualBoxだけでなく、多くのクラウドに対応
- Dockerクラスタ管理ツール
- コマンドラインで操作
続きは http://docker.jp で!
これからドキュメント関連は↑にまとめていく予定
- ボリュームプラグインが安定版
- ロギングドライバの提供開始
- 細かな改善
- docker daemon ,docker cp,docker ps --format,--config
- TUF
- コンテナ作成時に署名を可能に。
- NetworkPlugins
- 新機能
- Swiftのサポート
- DockerHubがリニューアル
- DockerToolbox提供開始
- Docker1.8がリリース
普段のイベントと違ってスライドが固いなー、と思っていたら「ここから話変わるよ!」とネタスライド来たww
●Docker都市伝説
1.今すぐ始めなくてはいけない
2.全ての環境をコンテナにしなくてはいけない
3.仮想化システムは不要になる
4.構成管理ツールは不要になる
5.クラウド環境は不要になる
6.Dockerやコンテナが全て解決してくれる
7.Dockerは難しい
8.本番環境では使えない
9.セキュリティや信頼性に問題がある
10.Dokcerは冗長化できない
11.ネットワークが貧弱だ
12.よく落ちる
13.商用サポートを受けられない
14.DockerではなくCoreOSを使うべきだ
15.データの可用性が貧弱
16.Dockerがあればコスト削減できる
17.DockerはKubernetesがないと意味がない
18.Dockerやコンテナを使うとベンダーロックインされる
19.Dockerであれば業務効率化できる
20.そもそも、Dockerを使う意味が無い
だいたいはそもそものインフラ設計の誤りだったり、運用の問題だったり。
技術的な問題は時間が解決する。
【Dockerソリューション紹介】¶
- RANCHERのデモでAWS上にリアルタイム展開。
- NetworkAgentコンテナがIPSECでコンテナとの通信を提供する。
- さまざまなクラウドのインスタンス作成/コンテナデプロイをGUIから操作するほか、RANCHER自身もRESTAPIとして動作する。
- コンテナのWebコンソール機能もあり
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