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2015/09/15

Cloud Week 2015@Hokkaido University

これに参加するため、札幌へ行ってきました。 一応、主催側の体でちょっとだけ司会なども。

1日目

【『さくらのクラウド』を例にしたパブリッククラウドの作り方】

  • ポータルもVPSのダッシュボードもUIは非常に若い社員が作っています。

【日立の考えるアカデミック分野における最適なクラウドサービス】

日立のクラウドはあまり知らなかったな。
学生/大学向けの視点は他のイベントではなかなか聞けないので面白い。

【デジタルビジネスの世界を支えるプラットフォーム】

10月から一般トライアルを開始するFUJITSU CLOUD SERVICE K5の話。
富士通はスマホから交通費精算ができない、とか、今も紙で契約書作ってますという自虐ネタw

  • 新たなイノベーションが起きても、課金や契約管理は現行システムとつながざるをえない。
    • 既存システムとつなぐシステムの構築
  • "K5"→Knowledge,5大陸をイメージ。グローバルに知見を広げていく。
  • IasS:OpenStackベース
  • PaaS:CloudFoundryにIaaS連携、LaaSを拡張。
    • 今後、マルチAZ、オートスケール、Dedicate,Dockerイメージインポートなどを拡張予定。
  • WL-PKG:運用定義/構成定義/ソフトウェアスタック/テストセットをパッケージ化したもの。
    • マルチクラウドへのデプロイを可能に。

【アカデミックな皆様のお役に立つ AWS最新情報】

http://bit.ly/1K0z775

AWSホワイトペーパーおすすめ。
→HPCのホワイトペーパー出たよ!

【Shibboleth IdPのサービスと認証強化】

http://wisepoint.jp/wpshibboleth.html
のお話。

  • イメ-ジングマトリクス認証
    • 事前に覚えた画像でワンタイムパスワ-ドを生成
  • グループウェア等だけでなく、WebEx、BIG-IPなどとも連携可能。
  • SAML2.0に対応していないものにはリバプロとしてサービス提供も可能。

【ハイブリッドクラウド利活用におけるITリソースの最適化 ~PrimeCloud Controllerによるクラウドマネージメントのアプローチ~】

パブリッククラウド間で自動的にVPN接続する設定も。
http://www.primecloud-controller.org/
オープンソースで提供しているとのことなので、CloudStackと組み合わせて使ってみようかと思った。

【次世代クラウドにおけるネットワークサービスインフラとは】

  • NetScalerだけでなく、他社もLBにモバイル対応の機能を載せてきている。
  • SSL終端がやはり、ハードウェアアプライアンスの強み。
    • 2Uの筐体で80程度のLBは動く。
  • NetScalerSDXで、Paloaltの仮想アプライアンスも動かせる。
    • OpenStackとの連携も始めた。

【ソフトウェア管理や配布を効率化するクラウド製品ご提案】

IT資産管理の必要性。
  • ASSETBASEではWindowsのパッチだけでなく、AdobeやJava、ブラウザのパッチ配信も可能。
    • クラウドサービスとして提供しています。
  • 大学で一番、ウケがいいのは、ソフトウェアのライセンス数管理。
    • 買収された会社、クラウド版、ローカルインストール版なども辞書を使用して正しくライセンス管理が可能。
  • DownloadStationの説明。インストーラをポリシー付きのバイナリとしてラッピング
    • インストール台数
    • インストール期限
    • パスワード設定
      などが可能に。
  • クラウドサービスにしたメリットは学内ネットワークだけでなく、インターネットでも監視可能ということ。(学校の先生は家に持って帰ることが多い…)

【京都大学におけるプライベートクラウド環境の現状と課題】

部局の力が強く、個別に整備されてきた京都大学の情報基盤を「集約と共有」ということで作り替えていくお話。

  • 学生向けのホスティングサービスで、public_htmlの下にwordpress入れて提供とか怖い。
  • 昨今の様々な問題を受け、京都大学では9/1付けで論文、研究データなどをすべて、少なくとも10年間保存する。という通達が出た。
  • 現在、動画配信サービスはあまり活用されていないが、教育の動画はたくさんあるので活用していきたい。

2日目

【アプリケーション中心型オーバーレイクラウド】

  • データ解析プラットホームの構築
    • アプリケーションごとに最適(占有)プラットホームを自動的かつ高速に構築する基盤が必要
    • 現状は2週間~1ヶ月を要している。
  • 仮想ネットワーク
    • SINET5ではバックボーンが100GBps。オンデマンドでL2VPLSを作成可能にしていく。
  • RNA-Seq01のコンテナ対応
    • Dockerでコンテナ化

【クラウドブローキングのための述語論理式によるシステム記述について】

  • ブローカーの3つの仕事
    • 仲介:クラウドサービスを提供する
    • 統合:新たなサービスを提供する
    • 調停:動的にサービスを選択する
  • システムに対する要件(=相互依存した制約条件の集まり)を述語論理式として記述し、システム記述を表す式とする。
  • この式を用いて、クラウドの資源最適化を行うBrokerをフレームワークとして定義していく。

【クラウドバーストバッファによるクラウド・スパコン間連携】

  • クラウド上のデータを使用するには、低帯域のWANが問題。
    • バーストバッファによるインタークラウド間のI/Oアクセラレーション
  • コストの問題から、クライアントにSSDを入れるのではなく、バーストバッファサーバとしてリモートファイルシステムとの間に入れている。

【塩基配列データベースを中心とした生命・医学系研究の解析基盤の構築】

  • 個人ゲノム情報のアーカイブを日米欧3極で運用開始。
  • DDBJはJST傘下のNBDCと共同でJGAを運用。
  • 可能なものはDockerに移していく。

【ユーザー駆動型・大域アプリ連成フレームワーク】

  • 連成計算アプリケーション
    • 複数のアプリで構成されるアプリが増えている。Ex:Pre-Post連携タイプなど
  • ネットワーク的に離れた他大学へノードをオフロードしても、処理性能が向上する場合がある。
    • 5コアを要するシミュレーションをオフロードした場合、 東工大4コア<東工大4コア+九州大1コア となった。
  • フレームワーク設計の方針
    • Well-knownサービスだけで構築

【Innovation at Global Universities by Amazon Web Services】

英語でのセッション。同時通訳はないので、スライド見ながらなんとか意味を理解するので手一杯。

以後は司会と懇親会準備のためメモなし。

3日目

【Dockerの概要、最新情報アップデート】

  • AmazonEC2ContainerService
  • GoogleContainerEngine
  • Hyper-V Container
    と出そろった。

【Dockerの分散に関する手法の提案と SDNへの対応】

  • CI環境をネットワーク設定まで同一な状態で提供しています。
  • なぜDockerに注目するのか。
    • 開発者の未来を変える
    • 洗練された機能だけが必要十分数存在している
    • コードが無駄に大きくない
  • 最初にaufsを採用したのがが秀逸。
    • 差分記録ができるので、同一イメージから複数のコンテナ起動ができる。
  • libnetworkはまだ発展途上。
    • 現状ではBridgeによるネットワークのコントロールとVXLANが少し実装されているだけ。
    • Windowsのドライバはファイルはあるがあきらかに動く代物ではない。
  • Wakame-vdc+OpenVNetでDockerを扱う。
    • Dockerのいいところは1台のマシンで動かすところ
    • オーケストレーションのツールは出てきたけれど…
    • 1つの大きなコンピュータに見せればいいじゃないか
      →仮想データセンタを作ろう!

Dockerのいいところだけではなく、変えたいところなどすばらしい講演。

【Dockerとインフラ運用自動化とIoT】

TIS松井さまからのお話。
Twitterのアイコンと顔がつながってよかった。

  • Dockerコンテナを使い捨てにするのであれば、オーケストレーションツールによる冪等性はなくてもかまわない。

【Mesosで作るDocker実行環境の共有】

次回のDockerハンズオンは10月前半に予定されているらしいので、ぜひいきたい。

【ハイパーコンバージドインフラによる仮想化環境とストレージの進化】

  • 無理矢理コンテナの話をねじこんだw
  • ストレージ拡張専用のノードもラインナップしました。

CloudStackユーザ会で直接聞いたときには、3ノードで400万ぐらいのグレードがあるとのことでした。

【DESTCloud のこれまでとこれから】

大学の同級生である柏崎くんのお話。

大阪大学主導でインタークラウドストレージの研究を行う。
ということで、協力ベンダーであるクラウディアン、スキャリティ様からの招待講演。

【インタークラウドストレージの検討】

  • PublicCloud間インタークラウドの課題
    • 基本的には条件が対等でないと契約が成立しない。
  • クラウドコネクターの事業が台頭してくる可能性は高い。
  • ストレージはCPUパワーをあまり使用しないので、
    • IoTのデータを受け取ったら、そこで保存してしまう。
    • 余剰のCPUパワーで計算してしまい、結果だけを転送する
      みたいな使い方も考えられる。

【Software Defined Storageを用いた広域分散構成の考察】

クラディアンと同様にS3互換APIを実装。このへんはオブジェクトストレージとしてどこも似たり寄ったり。
いずれにせよ、クラスタを組んだサーバの上段にLBをはさんでRESTのリクエストをノードに振り分ける。

  • イレイジャーコーディング/レプリケーションのポリシーが選択可能
  • コネクタサーバを挟んで、NFSやSMBのプロトコルも使用可能。
    • コネクタサーバにはキャッシュ機能を実装。
  • リコンストラクト時の不良発生を考えると、RAID6でようやく、ディスク1本の障害に耐えられると考える。
    • Yahooでは24時間、ディスクを差し替えつづける仕事もあったお…
  • レプリケーション:耐性重視。
  • イレイジャーコーディング:容量、I/O重視。(ファイル格納ノードが分割されることでシーケンシャルリードが上がる。)
  • イレイジャーコーディングのポイント
    • 利用効率が高い
    • スペアディスクが不要
    • スループットを高めやすい

クラウディアン様もスキャリティ様も 「ネットから拾ってきた絵ですから…」 と時事ネタw

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