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2014/11/21

Zabbix Conference Japan 2014

【5 Things to Improve in Zabbix】
Zabbix 3.0+ ~Where do we go~
アレクセイ・ウラジシェフのお話。
同時通訳ではないが、ウラジシェフの英語は聞きやすいし、通訳時のセンテンスの切り方もちょうどよい。
相当入念に通訳と打ち合わせしてると思います。

●1998年からのツールボックス
・当初はPerlを使用したが、C&PHPに転換した。
 C:コア
 PHP:フロントエンド、API

●パフォーマンス確保のために
・サーバ、プロキシにはインメモリキャッシュを使用。
・逐次INSERTなどは行わず、バルクで行う
・1998年には良い基盤でした。果たして今は?

●現在の課題
・バックエンド/フロントエンドでコードの重複。
 →言語が異なるがロジックが同じ。
・昔ながらのPHPコード

●Zabbixの改善したい5つのこと
1.WEBインターフェースの現状
・ナビゲーション
・基本的なワークフローでの多すぎるクリック
・まとまりのない情報
・監視/管理を完全に分離
・ドロップダウン:メモリ使用率、パフォーマンス、ユーザビリティ

UXの改善
・ユーザビリティの改善
・オブジェクト中心のナビゲーション
・ホストの選択→ホストに関する全情報がワンクリック
・情報は相互連携されるべき
・より早く(APIのパフォーマンスにも関わる)

2.APIの現状
・非常に遅くなる可能性がある
・非常に多くのSQL、クエリを生成
・厳密なバリデーションを行っていない
・貧弱なエラーレポート

APIの改善
・10~100倍早くする
・ファーストクラスオブジェクトの作成:可能であればサーバー側に移動
・厳密なバリデーションの実施
・エラーレポート

3.レポートの現状
データベースには貴重なデータがたくさん。しかし…
・限られたレポート機能
・分析機能がない
・アドホックレポートを作る方法がない
・実行したレポートのパラメータを保存する方法がない

レポートの改善
・リアルタイム分析

4.スケーラビリティの現状
・データ量が増えると遅くなる
・スケールさせるために特殊な技術が必要
・HA構成/冗長構成を作るのが簡単ではない

スケーラビリティの改善
・ストレージエンジンの水平方向への拡張
・履歴データは別ストレージに
・新しい分散監視
・秒以下の応答がフロントエンドの性能に重要

5.暗号化と認証の現状
・暗号化や認証は対応していない

暗号化と認証の改善
・製品の一部としてあるべき
・有効にすること、維持することが簡単でなければならない
・SSL/TLSの暗号化をエージェントに導入する


☆ヒストリデータ、設定のストレージは分ける方向
☆ヒストリ保存のDBは5種類まで絞っている。最初のリリースでは1つか2つ。Cassandraのプロトタイプはすでに存在。
☆ストレージドライバはプラガブルにする
☆3.0のロードマップは近日公開予定

感想:3.0は大きな変更があるな。


【Zabbix Conference 2014に行ってきました】
http://www.zabbix.com/conf2014_agenda.php
に行ってきました、のお話。
30分枠なのに15分で終わったw


【エンタープライズ企業でのZabbix活用とA-AUTOによる運用管理の実現】
ジョブ管理ツールの話。
ウラジシェフのセッションで、ジョブエージェントなどの実装は考えてない、といっていたのでサードパーティの出番です。


【ニフティクラウドでのZabbixによる仮想基盤監視について】
ニフティクラウドでvCenterをZabbixで監視していますという話。

・ESXiを登録すればローレベルディスカバリでVMの監視ができます。


●VMware監視機能を使っている方いますか?
1vCenter配下に5000VM以上がある状態での監視についての苦労話。

・VMware Collectorで構成情報/性能データを取得します。
・構成情報のキャッシュに無駄がある。
 →XMLをパースした後にキャッシュする。

【マルチクラウド・オンプレミス環境を横串的に運用管理!】
「Future Cloud Orchestrator Service」の紹介

・Zabbixのtriggerで、RedmineやJob Arrangerと連携します。
・AWS上にも展開できるのでリモートでも提供できます。

・JOBBOX(仮称)という名前でWEBベースのジョブ管理ツールを開発中。
 →オープンソースで公開しちゃうかも。

【Zabbix3.0に向けた取り組みと新サービスについて】
Zabbixジャパン寺島代表のお話。

●2.4のリリース遅れによって
・Zabbix2.6はリリースしない。
・Zabbix3.0(LTS)を2015年5月にリリース予定

●Zabbix1.8の開発停止
・11月でZabbix1.8のすべての修正を停止
・以降はバグFIXもセキュリティFIXも行わない。

●2.2のパフォーマンス
・秒間2万項目は問題なくさばいている。

●3.0(LTS)の開発状況
・開発サービスによる新機能が20件ほど
・その他に実装する機能を内部で検討中
・3.0への開発サービスの以来は2014年末まで
・スケジュール
2014-12:新機能を最終決定
2015-04:beta1リリース
2015-05:3.0(LTS)リリース

●開発サービス
・Zabbixでは個別開発を行わない。
→開発サービスで追加した機能は本体に取り込む

●3.0の新機能
1.検討中の内容
・今すぐに監視データを取得する機能
・サーバー/プロキシ間の暗号化
・レポート作成
・監視データ送信精度の向上
・WEBインターフェースのパフォーマンス改善

2.Zabbix Japanとしての取り組み
・サポートやパートナーからの新機能要望を提供
・日本からの開発サービスを利用した新機能のとりまとめ

●Zabbixの開発
・100% Zabbix社による開発
1.バグ報告、機能改善要望チケットの登録
2.問題の確認
3.ソースコード修正
4.確認テスト
5.次のマイナーバージョンでリリース

☆オープンなソースコードとコミュニケーション
☆Zabbix社が開発に100%責任を持つ
☆安定したソフトウェアの提供と迅速な開発サイクル

●仮想アプライアンス
・OVAファイルのインポートで利用可能
・シルバーサポート以上の契約ユーザーに無償公開
・MySQL+Nginxによるパフォーマンス向上
・OpenVMToolsの標準組み込み

●アプライアンス用統合イベントビューワ(experimental)
・複数台のアプライアンスのイベントを1画面で表示
→アプレットで動作。監視データ自体はブラウザがイントラにあるZabbixサーバのデータをダウンロード。

●今後の予定
・ZS-V220、グローバルダッシュボードの公開開始

【Zabbixでミドルウェアごとに効率的にデータを収集するために作った仕組みの話】
http://sssslide.com/speakerdeck.com/makocchi/zabbix-conference-japan-2014-about-blackbird

・Zabbixは1接続で1つのitemしか取得できない。
・取得するタイミングはそれぞれのitemで違うので、スナップショット的なデータの収集ができない。

・MySQLの監視には、FROMDUALのMPMにあるZabbix Template使えばいいよ!
→Perlスクリプトがエージェントと1回通信。エージェントで複数itemを取得後、zabbix_senderでサーバに送信するのでエコだよ!

●だがしかし…
・Perlでできてる。
・内部的にZabbix Senderを叩いてるので監視対象にインストールしなければならない
・ちょいちょいバグがある

●そこで、BlackBirdというものを開発しました。
・Pythonで作成
・PythonがSenderProtocolを話す
・プラグイン形式にしていろいろなMWを監視
・Zabbix Agentと違って、収集対象がリモートでも可能
→RDSとかの監視もできる!

OSSで公開済み!
https://github.com/Vagrants/blackbird

●インストール
pip or RPMですが、推奨はRPM。
説明は↓
http://qiita.com/makocchi/items/9166016b2ad4cc43e83f

●今後について
・CLIでAPI実行してホスト登録などができるように
・Zabbix Server以外に対応
・プラグインを充実
・ubuntu対応


【広域デジタルサイネージ等、M2Mシステムの遠隔監視・保守におけるZabbixの活用】
IoTのお話。

・KIOSK端末からデータ送信するのにドコモ3G回線を使おうとしたが、自治体の契約では2年契約(縛り)はできない。
→そうだ!自分達がMVNO事業者になって1年契約で提供すればいいじゃないか!

なにこのコロンブス。
しかも、Windows embeddedでWindows版のZabbix Agentがそのまま動くってすごいな。

・デジタルサイネージは広告媒体のため、CMが放映されたかどうかのエビデンスは重要。
・放送履歴、画面のキャプチャを1分単位でとっている。
などなどのデータをすべてZabbix(1.8)で監視してます。


【Zabbixプロキシサーバーのアプライアンスによる多拠点管理のメリット】
●Zabbixプロキシが必要とされる場面
・複数拠点を集中管理したい
・監視リソースを最適に分配したい

●自分でZabbixプロキシを導入する場合
・構築、運用・保守、トラブル対応のコストが問題

●分散管理による今後の展開は?
・多拠点を集中管理したいという要求は増えている
・サーバ以外のものも監視したい
→簡単なプログラミングでいろんなデータ送信できます。温度や放射線量なども…

今、Beaconが熱い!


【OSS運用監視製品の比較検証結果のご紹介】
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1409/26/news002.html
これをベースに+1製品の総評

・Job Arranger for Zabbix
→MySQL,PostgreSQLしか使えません

↓これが追加。TISで開発
・Hyclops for Zabbix
→12月に Hyclops JobMonitoringをリリースします。

まとめ。
・ OSS運用監視製品はの設定はCLIが主流のため、商用製品しかしらない技術者にはきつい
・結局、使いこなすためにはソースを読む必要がある
・運用監視製品は今後、「自律運用」の方向に進化する。
ex.HashiCorp社のSerf,Consulの例


【SoftLayerのクラウド環境をZabbixで効率的に監視するには】
zabbix使ってて良かったなー、と持ち上げるセッション。

・クラウドでサーバの調達は早くなったが、監視の手順/コストは変わってません
・スクリーンは便利だけど、設定がめんどくさいよ。
→設定→スクリーン→対象スクリーン名
をはじめとして7ステップも必要。

あとはZabbix APIの話。
・curlと jq 使ってね
→「冴えるシェル芸! 敷居はさほど高くない…ハズッ」だそうな

・SoftLayerはパブリック/プライベートネットワークが別れているのでいいですね。
→プライベート側で監視するのがおすすめです。プライベートネットワークの通信はタダだし。


【公共・自治体でのZabbix活用事例のご紹介】
大阪のデータセンター/ホスティング事業者の事例紹介

LGWANは要件が厳しいので、
・フロントにZabbixのGUI
・中間ゾーンにZabbixプロキシ
として回避した、など。


【Zabbixパートナー会の取り組みとZabbix2.4の新機能】
・アクションのコンディション(AND,ORの組み合わせなど)
・検索条件
・スクリーン
・通知などでユーザ定義マクロの利用が可能
・トリガー依存関係がリンク化
・ノード構成の廃止
・デーモン所有者を任意のユーザに

などを有志5社で検証しました。

NTTコム
TIS
情報工房
infocom
SRA OSS

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